
岐阜にあるおばあちゃんの家の庭には
大きな立派な柿の木があります。
毎年、多くの実をつけ、
それをおばあちゃんは秋になると送ってくれました。
今年、我が家の庭の柿の木に、柿の実がなりました。
誰も柿の木を育てた覚えがないのですが、
いつの間にか木が生えて実がなったんです。
桃栗三年柿八年と言いまして、
柿は実がなるまでに8年かかるそうです。
8年前を思い出してみると、
当時、おばあちゃんが送ってくれた柿を食べ、
その皮や種を庭に捨てたそうです。
それが、知らぬ間に芽を出し、木になり
そして実をつけたんです。
嘘みたいな本当の話です。
植物の生命力に驚きました。
そんなおばあちゃんも、
2年前に亡くなりました。
母は、今年実を付けた柿の木を見て
「おばあちゃんの生まれ変わりかもしれないね」
と嬉しそうでした。
柿の実を一つ取って
玄関に飾ってあります。
日に日に赤く染まっていく実は、
まるで生きているようです。
これから毎年実がなるのが
楽しみになりそうです。